大半の方が加入している自動車保険。
2台目、3台目と自動車を増やしたとき自動車保険はどうしていますか?
基本的には納車日に合わせて加入するので保険のスタートの日がバラバラになっていると思います。
そして年に何回も自動車保険の更新手続きをしていませんか?
実は、保険のスタートの日を揃えることで保険料が3%以上の割引され、手続きも1回で済むんです。
今回はその割引が受けられるノンフリート多数割引について説明します。
ノンフリートとは?
所有している自動車の台数が9台以下の場合に契約する自動車保険をノンフリートといいます。
1台でも9台でもノンフリートです。
逆に10台以上の自動車保険はフリートといいます。
ノンフリート多数割引とは?
ノンフリートの契約者で、2台以上の車両を持っている人が受けられる割引です。
「ノンフリート(の契約者で)多数(の自動車を持っている人が受けられる)割引」という意味です。
2台の所有で3%引。
3~5台の所有で5%引。
6~9台の所有で6%引。
と要件を満たすだけでこれだけの割引が受けられます。
割引を受けるための要件は?
大体の保険会社で以下の2つの要件があります。
- 車両の被保険者が契約者本人、契約者の配偶者、契約者または配偶者の同居の親族であること(バラバラでもOK)
- 保険契約の始まりの日と終わりの日を一致させること
1の要件はわかりやすいですよね。
記名被保険者を家族にしておけばOKです。
2については1月1日スタートの契約と4月1日スタートの契約がある場合、どちらかにそろえる必要がある、という意味です。
その場合、一度解約して再契約する必要があるため後述するリスクにお気を付けください。
保険のスタートを揃えるためには?
契約している保険会社か保険代理店に依頼してください。
「ノンフリート多数割引を使いたいから契約をまとめてほしい。」
これだけで通じます。
あとは書類に署名をすれば完了です。
適用を受けないほうがいいケース
大きく分けて次の2つがあげられます。
- 今の契約の等級割引率と次年度の等級割引率の差が大きい
- 今の契約で等級が下がる事故をしている
今の契約の等級割引率と次年度の等級割引率の差が大きい
ノンフリート契約は保険料の割引率を決める等級という制度があります。
最初6等級から始まり、事故がなければ1ずつ増えていき最終的に20等級となります。
6等級の割引率が19%で事故がなかった時になる7等級の割引率は30%です。(保険会社によって異なることがあります。)
ノンフリート多数割引の3%引より圧倒的に割引率が大きくなります。
こういう契約を持っている場合は手続きを待ったほうが賢明です。
何等級で何%引になるかは自動車保険のパンフレットに記載があるので一度お手もとのパンフレットをご覧ください。
今の契約で等級が下がる事故をしている
事故をすると自動車保険料があがると聞いたことはないでしょうか。
原因はこの等級という制度が原因です。
例えば20等級の場合63%の割引率になりますが、事故を起こしてしまうと17等級の事故歴ありとして38%引にまで下がってしまいます。
更新の際はどっちにしろ等級は下がってしまうので、契約更新時にノンフリート多数割引適用の手続きを行うことがおすすめです。
さいごに
今回は複数自動車を持っている方にとってお得なノンフリート多数割引についてでした。
たった数%の割引率ではありますが、家計を圧迫する保険料は少しでも抑えたいものです。
簡単な手続きでできるので利用しない手はありません。
一言「ノンフリート多数割引のために契約をまとめてほしい」というだけでOKです。
使えるかわからなくてもまずは保険会社、保険代理店にお問い合わせください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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