大阪府で子どもを入院させて共済金や保険金を受け取ったニュースが話題となっています。
43回の入院で合計570万円の共済金や保険金を受け取っていますが、そもそもこのような多額の保険金を受け取ることが可能なのか、具体的な保険の例を挙げながら考察してみます。
今回の記事では具体的な保険会社名が出てきますが、例として紹介しているだけでありその会社の保険の加入を推奨しているわけではありません。
保険の加入については自己責任でお願いいたします。
受け取ることはできる?
実際にどんな共済・保険に加入しているかはわからないものの可能だと思います。
43回の入院で570万円なので平均すると1回の保険金の請求で13万円程度受け取っていることになります。
複数社に加入していれば実現可能な金額なので、実際にどんな共済・生命保険でできるか例を挙げてみます。
共済に加入する場合
共済はCOOP共済、都道府県民共済など数多くの種類がありますが大阪に住んでいるということなので大阪府民共済を例に考えます。
大阪府民共済にはこどもを対象にした生命共済があり、月額1,000円もしくは2,000円で加入することができます。
月額2,000円プランに加入すると入院1日あたり1万円の入院給付金がもらえます。
大阪府民共済だけでなく複数の共済に加入していればその分加算されるので、これだけでも目標の13万円に近づけます。
生命保険に加入する場合
こちらも共済と同様、どんな生命保険会社、どんな保障の保険に入っているかわからないため、日本生命で加入できる保険で考えてみます。
日本生命で販売している入院総合保険は日帰り入院でも一時金を受け取ることが可能です。
WEBサイトに掲載されている保険金額の例は30万円なのでこれだけでも13万円は余裕で超えます。
また、20歳男性の保険料が2,879円であることから子どもが加入する場合はさらに保険料が抑えられることが想像できます。
日本生命に限らず、現在販売されている医療保険は日帰り入院でも5万円、10万円を一時金でもらえるタイプが増えています。
ただし、この一時金は一度もらうと数か月間はもらえなくなることに注意です。
結論として
結果として、570万円を受け取ることは難しいことではないことがわかります。
合計金額で考えるととてつもない額にはなりますが、もらえる共済金・保険金と入院回数から考えると案外クリアできそうな数字であることがわかります。
残る疑問
個人的に今回の事例に対して2つ疑問が残ります。
1つ目がこの回数の保険金請求について共済・保険会社は疑問に思わなかったのか。
次に、子どもが難病を持っているとのことで、保険の加入にあたり告知義務違反が発生していないのか。
今後の続報で明らかにされることを期待します。
余談
前述の日本生命の入院保険は3歳から加入することができ、月額がかなり抑えられる保険です。
個人的な意見ですが、子どもが入院する可能性と保険料を考えると無駄が少なそうなので、私に子どもができて3歳になったときには加入すると思います。
さいごに
今回は保険金に関するニュースの記事でした。
被害に遭われた子どもが元気に成長されることを心から願っています。
共済金・保険金の不正受給は行き過ぎると保険制度を保てなくなる可能性があります。
正しく保険に加入し、正しく保険金の請求をしてください。
ここまで読んだいただいてありがとうございました。
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