2022年3月16日の東北地域での地震の被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。
自然災害に遭われた際はその対応方法等でお悩みになる方がたくさんいらっしゃいます。
今回は地震保険について対応方法、併せて国内主要損保会社のみとなってしまいますが、今回の地震に対応した各保険会社の連絡先をまとめておりますので、ご活用いただければと思います。
地震の被害に遭ったときに行うこと
①被害状況の写真撮影
保険会社に連絡するより先に写真を撮影してください。
地震保険は地震の発生から10日以内に発生した被害にしか保険がおりません。
ということは地震の被害の証明ができなければ保険の請求ができない可能性があります。
なので、お手元のスマートフォンで撮れるだけの写真を撮ってください。
スマートフォンで撮れば撮影日時も証拠として残るので確実です。
撮るべき写真とは?
- 建物外観(契約内容と被害物件を照合しやすくするため)
- 外壁に発生したクラック
- 屋根の破損
- 壁、柱、床、階段等の破損状況
- 家財の補償に入っていれば食器等の破損状況(撮影後に片づけてください)
などなど
もちろん屋根の撮影を簡単にできるような状況でなければ無理に撮影しないでください。
お怪我につながるほうが問題ですので・・・。
なお、地震保険は建物と直接つながっていない門・塀・垣などは補償の対象外です。
いくら壊れてても出ないので注意してくださいね。
②保険会社への連絡
一通り写真の撮影が終えられましたら保険会社(保険代理店)へ連絡してください。
ただし、地震発生後は保険会社(保険代理店)も事故請求の電話が殺到しつながらない可能性もあります。
私が勤務している代理店でも地震・台風後は電話が鳴りやまず回線が埋まりっぱなしでした。
なのでつながらない場合は別日に改めるなどの対応をしてください。
最初に写真を撮るという行動をとるのは、連絡がつながらない可能性があるということも理由の一つです。
事故の発生から10日までの被害が保険金請求の対象ではありますが、保険金請求権に関しては3年間猶予があります。
なので、急いで請求しないといけないわけではないんですね。
③事故状況を説明する
連絡がつながったら被害状況を伝えてください。
保険会社(保険代理店)に連絡した際に、相手から質問されるのは基本的に次の6つです。
- 証券番号(わからなければわからないで大丈夫です)
- 氏名
- 住所
- 物件の所在地
- 生年月日(個人契約の時)
- 被害状況(今現在わかっている状況だけでOKです。)
④現場検証に立ち会う
地震の被害状況を調べるため保険会社に依頼された損害状況を鑑定する人が訪問します。
これに立ち会っていただければ被害状況の査定が行われ、保険金の請求手続きが可能となります。
この現場検証について、大規模災害であればあるほど遅れてしまいます。
場合によっては1か月待たされたりすることもあります。
なので最初に写真を撮るというのがかなり重要な行動となります。
⑤保険金請求手続き
査定が完了し、保険金がでることが確定すれば、あとは保険金請求書に記入をするだけです。
記入をする項目は次の通りです。
- 氏名
- 住所
- 証券番号(わからなければブランクでもOK)
- 支払先の口座
- 捺印(法人の場合は必須。個人は保険会社次第)
以上の手順を踏むことで保険金の請求手続きが完了します。
2022年3月16日の地震被害に遭われた際の保険会社の連絡先
以下の電話番号をご活用ください。
- 損保ジャパン株式会社(損害保険ジャパン日本興亜株式会社含む)・・・0120-727-110
- 日本興亜損害保険株式会社・・・0120-259-119
- 東京海上日動火災保険株式会社・・・0120-119-110
- 三井住友海上火災保険株式会社・・・0120-258-189
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社・・・0120-985-024
- 共栄火災海上保険株式会社・・・0120-044-077
- セコム損害保険株式会社・・・0120-210-545
- AIG損害保険株式会社(旧富士火災)・・・0120-981-505
- 楽天損害保険株式会社・・・0120-120-555
- 日新火災海上保険株式会社・・・0120-232-233
- ソニー損害保険株式会社・・・0120-715-155
さいごに
今回は地震保険の対応方法、併せて国内主要損保の連絡先についてでした。
今回被害に遭われた皆様が、一日でも早く元の生活に戻れるよう願っております。
また、地震保険請求も滞りなく受けられ保険を受け取ることができるよう祈っております。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
にほんブログ村
コメント