お客さまに火災保険の説明をしていてよく聞かれたことがあります。
給付金っていうの?請求したら次保険料あがるんじゃないの?
去年自動車保険の請求したんだけど今年すごく保険料上がってしまいました。
火災保険ももらったら上がるんですか?
テレビCMなどでも自動車保険を使ったら保険料があがっちゃって・・・みたいなのはありますけど火災保険は見ないと思います。
では実際どうなのか解説していきます。
火災保険を請求すると次の契約に影響は?
後述する例外はあるのですが、基本的にはデメリットは無いと思ってもらってOKです。
火災保険には自動車保険のように保険料を決める等級制度というものがありません。
なので事故をしたから次の契約の保険料があがるということは起きません。
じゃあ最近話題の値上がりの原因は?
保険を請求してもあがらないのに何故ここ最近毎年保険料が上がっているのか。
それは最近になって大型の台風や水災が頻発しているからなんですね。
特に2018年の台風21号や24号などは有名ではないでしょうか。
大災害が発生すると全国的に保険金の支払いが増え、保険会社の収益が悪くなります。
結果、収益を戻そうとして保険料が上がることになります。
なので、保険料が上がるのは自分一人が請求したからではなく、全国各地でとんでもない金額の請求があったからなんです。
保険金を請求することによるデメリットは?
その契約に特別な割引を付けているとき、保険の請求をしてしまうと次の契約では割引が使えなくなります。
企業向け火災保険に多いのですが、保険の対象の周辺の状況や消火設備の設置、安全管理状況等によって通常より割引を利かせることが可能な保険があります。
この割引は事故が発生していない場合に適用できるため、一度事故が発生してしまうと割引を受けることができなくなります。
逆に言うと、通常の契約を結んでいる限りは気にせずに保険金の請求をすることができるんです。
また、あまりにも支払保険金が多かったりするとその保険会社から継続を断られることがあります。
その際はほかの保険会社を探すだけでOKです。
一つの保険会社に断られたからと言ってすべての保険会社に断られるわけではないので安心してください。
さいごに
今回は保険金請求の給付についてでした。
頻繁に使うものではない、むしろ全く使わない可能性もあるものなのでいざというとき不安になるかと思います。
ですが、そのいざというときに実際に動けないと保険をかけるだけ無駄になってしまいます。
この記事が皆様の保険金請求の助けになれば幸いです。
今回の記事のポイントです。
- 火災保険金の請求は基本的にデメリット無し
- 保険料が値上がりする原因は自然災害によるもので、みんな保険料が上がります
- 特別な割引を使っているときだけは請求に注意
また、地震保険に関してですが、こちらの記事に請求方法をまとめておりますのでご覧ください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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