よく街中で見られる落書き。
でも街中だから落書きが放置されていますが自分の家が落書きされたらどうしますか?
洗剤を使ったり全然取れなかった場合は業者を呼んだり。
こんなときに火災保険が使える可能性があるのはご存知でしょうか。
今回は落書き被害に遭ったときにどうすればいいか解説します。
対象となる補償
保険会社によって異なる場合がありますが、以下の2点の補償に入っているかを確認しましょう。
また、最終的な支払い判断は各保険会社がすることになるので、絶対にこれに入っていれば大丈夫というわけではないことをご了承ください。
- 外部からの物体の飛来・落下・衝突
- 不測かつ突発的な事故
それぞれ説明していきます。
「外部からの物体の飛来・落下・衝突」の補償
スプレーで落書きされた場合は、「外部からの物体の飛来・落下・衝突」の補償が使えます。スプレーから出る塗料は「外部からの飛来」とみなされますので、被害状態によってはこの補償で対応できます。
「不測かつ突発的な事故」の補償
一方、落書きによって、ペンキなどで塗られた場合、1番の補償が適用されない場合は、「不測かつ突発的な事故」の補償を利用することができます。
ご存知の方も多いと思いますが本当にいろんなことに使える補償です。
ただしこの補償を使う場合は一定の自己負担額が発生する可能性がありますので一度ご確認ください。
もしも事故に遭われたら?
自分の力で落書きを消すことができず清掃業者を呼ぶことになった場合は次の対応をして下さい。
- 被害箇所のチェックをして、被害建物の全体写真、被害箇所の写真撮影をする
- 保険会社もしくは保険代理店に被害に遭った日時(正確な日時がわからなければアバウトでOK)や被害状況を報告
- 清掃業者に状況を見てもらい作業見積書をもらう
- 保険会社から保険金請求書類が届くので、撮影した写真や見積書を同封し返送する
- 保険会社から承認が出たら清掃業者に清掃依頼
- 清掃が完了したら、報告を保険会社に行う
- 保険金を受け取り保険金で清掃業者に支払う
ややこしそうに感じるかもしれませんが、ご自身でやることは保険会社への連絡と業者の手配、保険金請求書類の作成くらいです。
ここで気を付けてほしいのは自分が加入している保険代理店や保険会社以外の会社には連絡しないこと。
また、飛び込みできた業者や突然電話がかかってきた業者、インターネットで「保険金請求代行します」といった業者は絶対に利用しないでください。
最近では、損保協会が注意喚起を行っているほど、そのトラブルが増加しています。
あなたの保険金が狙われています!|日本損害保険協会 (sonpo.or.jp)
さいごに
今回は落書き被害に関する火災保険の活用についてでした。
火災保険という名前なので意外だと思いますが幅広くいろんな事故に利用できます。
もし最近自宅の外壁が落書きされたなどのトラブルがあった場合は一度保険会社や代理店に確認してみてはどうでしょうか。
また一度ご自身の火災保険の補償を確認してみて補償に入っていなければこの際に見直してみるのもいいかもしれません。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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